経済、医療など広域連携 命を守る都城志布志道路(宮崎県)
今年3月末、宮崎県都城市と鹿児島県志布志市を結ぶ地域高規格道路「都城志布志道路」(延長約44キロ)のうち、県境をまたぐ金御岳インターチェンジ(IC、都城市)―末吉IC(鹿児島県曽於市)間(5・8キロ)が開通し、全線の73%にあたる約32キロの区間で直通利用が可能に。今年度中には全体の約8割が開通予定となっています。
同道路は、国土交通省と宮崎、鹿児島両県が区間を分けて整備を進める自動車専用道路。九州縦貫自動車道宮崎線(都城IC)と東九州自動車道(志布志IC)を結び、防災、経済、医療の分野で広域交通ネットワークを形成します。特に、南海トラフ巨大地震など大規模災害が発生した場合、九州東部沿岸地域への人員・物資の輸送機能強化が期待されています。
都城志布志道路については、党衆参国会議員と地元議員が連携しながら早期建設を後押し。2015年には太田昭宏国交相(当時)、16年には石井啓一国交相(当時)に対する県知事ら関係者の要望を橋渡ししていました。
(2021/9/19公明新聞より)