河野よしひろの「SDGsって何?」 【17色のカラーに込められた思い】
街を歩くと、17色のカラフルな丸いバッジをジャケットに身につけた方を多く見かけます。「私が勤めている会社は、SDGs関連の事業に取り組んでいます」とのしるしです。
SDGs(エスディージーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの国際目標です。貧困、飢餓、保健など17のゴールが示され、我が国では政府、企業、学校などが一丸となって取り組んでいます。昨年末の経済対策でもSDGs実現に向けた対策がたくさん盛り込まれました。
17色のゴールのなかのひとつに、『エネルギーをみんなに、そしてクリーンに』という目標があります。これは、省エネルギーや再生可能エネルギーの導入、循環型社会の構築を目指すものです。私は、国会議員になる前にイギリスのロンドンで風力発電の普及事業に携わっていましたが、まさしく、このゴールに向けて全力で取り組む日々をおくっていました。
我が国では2050年に向けて再エネの主力電源化や火力発電のCO2排出削減に取り組んでいます。省エネ効果の高い設備への更新・導入も図っています。クリーンエネルギー分野では、社会にもたらすプラス効果を勘案して投資先を選ぶ「インパクト投資」によって世界で約280万人が環境負荷の少ないエネルギーを選択できるようになりました。
17色の一つ一つの色に込められた意味を噛みしめ、豊かで活力ある未来を創る思いを新たにする日々です。