はまち雅一の「ビジネス最前線!」
通常国会開会から一月が過ぎ、国会では熱い論戦が続いています。
現在、私は公明党法務部会長を務めさせて頂いておりますが、法務行政を担当する中で、皆様にとって弁護士を始め司法は身近に感じられない存在ではないか?と思っております。
皆さん、「法テラス」という言葉をご存じでしょうか?
「法テラス」は離婚や相続手続き、借金の問題などの法律問題全般について法律相談や裁判の代理などを通常の弁護士費用よりも安く弁護士に依頼出来、かつ費用の支払いも毎月5千円程度の分割払いが行える便利な制度です。なお生活保護受給者など一定の資力がない方は無料で受けられます。
例えば個人の破産申請ですと、通常は30万円程度費用がかかりますが、法テラスを利用すると15万円程度で弁護士さんに依頼出来ます。
この「法テラス」の創設には公明党が大きく関わり、2004年に、法的トラブルの解決を「国の責務」とした総合法律支援法の成立をリード。党の青年局が全国110万の署名を集めてくださったことが、後押しともなり、制度の創設から、サービスの拡充まで、一貫して取り組みを主導してきました。
最近では大規模災害やDV・ストーカー被害などの法律問題についても対象とするなど、社会的な課題にも対応しています。申し込みは、各県にある「法テラス」の事務所に直接電話されても結構ですし、知り合いの弁護士さんに依頼する際に弁護士費用について「法テラスは利用出来ますか?」と聞いていただいても大丈夫です。
もちろん、各地で行われている公明党の無料法律相談もあり、こちらも是非ご活用頂きたいと思いますが、「こんなことを弁護士さんに頼めるのかな?」「そもそもこれってどんな法律が関係するの?」といった悩みを解決するために、「法テラス」を利用してみるのも一案ではないでしょうか。実際に利用した方からは、「親切に対応してもらい、相談したことで気持ちが楽になった。弁護士費用を分割で支払うことが出来て安心した。」などの声が寄せられています。
これから到来する超高齢社会や、多発する自然災害など、社会の変化に応じて、今後益々サービスの拡充が「法テラス」には求められています。私も、身近な“司法アクセス”実現のため、これからも頑張ってまいります。