読書を地域共生社会の潤滑油に!

スマホの登場により、ユーチューブ等の動画やゲームに夢中になっている青少年が多いことが問題になっています。これにより読書離れ、活字離れが深刻です。
立命館アジア太平洋大学の出口治明学長は無類の読書家であり、1万冊の読書量を誇っておられます。その出口学長は「人間が社会で生きていくために最も必要とされる自分の頭で考える能力、すなわち思考力を高めるためには、優れた古典を丁寧に読み込んで、著者の思考のプロセスを追体験することが一番の早道だと思っています」とおっしゃっています。私もその通りだと思います。
インターネット、スマホ、ゲーム等によって「コミュニケーション不全社会」と言われる現代。この社会の中で豊かに生きていくためには、読書をして学び、人とかかわっていくことが重要だと思います。
以来、機会があれば「読み聞かせ」や「語り(本の内容)」を子どもたちからお年寄りにまでやってみました。すると、年齢にかかわらず誰もが笑顔で喜んでくれます。そこで、人間関係が薄い人に対して、読み聞かせは有効か?を確認してみようと思い、人間関係が薄い青年にいきなり読み聞かせをしてみたところ、熱心に聴いてくださり、喜んでいただきました。
これから、読書や読み聞かせが地域共生社会の中で行われるようになるとき、本は人と人とをつなぐ潤滑油の役割を果たすのではないでしょうか。

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