市民の情報格差解消へ山間部や離島に通信網整備(長崎県・松浦市)

 長崎県松浦市は現在、居住地域による情報格差を解消するため、市内全域で光ファイバーや家庭用Wi―Fi(ワイファイ)などの高速通信網の整備を進めています。

 光通信が届かない地域が多く存在していた同市は昨年4月、光ファイバーを市本土の未整備地域に配備。市内三つの離島のうち、すでに高速通信網が整備されていた青島以外の黒島と飛島で、家庭用モバイルルーターの購入にかかる初期費用を補助しています。

 市総務課長は「通信設備が整ったことで、市民がインターネットを通じて行政情報を取得できるようになった」と説明する。

 高速通信網の整備については、公明党の、かわした高広市議(市議選予定候補)が2016年12月定例会で「町中や山間部、離島など、どこでも安定した通信状態でやりとりができるよう情報インフラを整備すべきだ」と提案していました。かわした市議は「コロナ禍でオンラインの活用が増えており、今後も市民の生活に役立つ取り組みを進めていく」と話しています。

(2022/1/15公明新聞より)

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