差別のない共生社会へ 小学校内に障がい者作業所 下野氏らモデルとなる試みを視察(福岡県志免町)

福岡県志免町の町立志免南小学校には、全国でも珍しく、校内に知的障がい者らが働く作業所「福祉創造塾 ふれあいの部屋」があります。公明党の下野六太参院議員と、楠正信、篠原達也、川上多恵の各福岡市議、大西勇、小森弘美の両町議はこのほど、同作業所を運営する社会福祉法人「柚の木福祉会」を訪ね、話を聞きました。

作業所は1999年、町の協力を得て、同校の空き教室に設けられました。設立の目的は、障がいに対する概念を変えること。障がいを知らないことで生じる差別を無くすため、通所者と児童らが隣り合って活動できる環境を整えました。現在、通所者6人が働いており、障がい者と児童が共に暮らす学校生活が日常の風景になっています。

2015年には、「グッドデザイン賞」で、無形の福祉事業としては全国初となる「ベスト100」と「未来づくりデザイン賞」に選ばれました。

下野氏は視察後、「障がい者と健常者が互いを認め合い、共生できる社会を築く上で、モデルとなる試み。応援していきたい」と述べました。

大西町議は1999年の初当選以来、地域や町役場との架け橋になりながら、同法人の福祉事業などを一貫して後押ししてきました。

(2020/7/28公明新聞より)

関連記事一覧