高校体育館に送風設備 熱中症、感染症対策を強化(福岡県)

 福岡県は3月、北九州市にある県立門司大翔館高校の体育館に、涼風効果を高める送風設備を設置。大規模な避難場所にもなっている学校の暑さ対策を進める一環。このほど、公明党福岡県議団の森下博司団長と壱岐和郎、松下正治の両議員が現地を訪れ、学校関係者らと意見を交換しました。

 体育館内に設置された送風設備は、プロペラのファンで遠くまで風を送り出すもの。送風と換気を同時に行うことで、夏場などに熱気がこもりやすい体育館で、空気の循環と入れ替えが可能になっています。体育館には現在、送風設備が8台設置されており、夏までにあと4台追加される予定。県は同校で試験運用を行い、今後、効果を検証していきます。

 学校体育館については、森下団長が2018年12月の議会質問などで、避難所としての環境整備や児童生徒の健康管理の観点から、早急な対策を求めていました。

(公明新聞2021/4/22より)

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