子宮頸がんワクチン周知進む(鹿児島・霧島市)

 子宮頸がん予防ワクチンの定期接種対象者(小学校6年から高校1年相当の女子)のうち、最終年度の対象者への個別通知を実施している鹿児島県霧島市で、接種者数が増加。ここ数年は年間一桁台でしたが、昨年度は計27人になりました。

 市は昨年、対象の女子がいる世帯に対し、ワクチンの効果やリスクが記載された国のリーフレットなどを郵送。これは、ワクチンを接種するかどうか対象者が判断できるよう、情報提供する取り組みです。市はこれまで、接種の積極的勧奨を控えるよう求める国の通知を受け、通知などの取り組みも行っていませんでした。

 市担当者によると、通知を受けた人から「接種機会が得られてよかった」との声が寄せられているといいます。市は今年度も、対象者への情報提供を進めていくとのことです。

 対象者への個別通知については、公明党の鈴木てるみ市議が議会質問で取り上げ、実施するよう提案していました。

(2021/7/8公明新聞より)

関連記事一覧