障がい者・難病家族の課題調査 在宅介護の負担大きい(福岡県春日市)
公明党の大塚勝利福岡県議と野口明美、原克巳の両春日市議はこのほど、同市内で息子を在宅介護している方の家を訪問。新型コロナウイルス感染拡大の恐れがある中で、医療的ケアが必要な重度心身障がい者を在宅介護する現場の窮状を聴きました。
この方の息子さんは、3歳4カ月で難病「亜急性硬化性全脳炎」を発症。14歳から人工呼吸器を付け、家族が長年自宅で介護をしています。コロナ禍によって介護者の負担が増大している現状を説明。特に、人と接触する訪問サービスは感染のリスクが高く、「利用しづらくなっている」と話しました。介護者である家族が休むことができなくなっているといいます。
障がい者や家族が感染した場合の対応の明確化のほか、在宅介護で必要な消毒液など、医療物資の優先的供給の要望があり、「最近も、医療物資が不足している影響で人工呼吸器の定期交換が遅くなった。在宅の障がい者にも配慮してほしい」と語られました。
大塚県議は、「県と市で連携し、在宅介護の人々が安心して暮らせるよう対策を進めていく」と述べました。
(2020/6/13公明新聞より)