障がい児の療育施設での学習も、学校の出席扱いに(佐賀県・鳥栖市)
佐賀県鳥栖市は6月から、自閉症や学習障がいのある子どもが療育施設で学習支援を受けた場合に、所属する学校で出席扱いになり、関係者から喜ばれています。公明党の飛松妙子、池田利幸の両市議が議会質問を通じて推進してきました。
出席扱いは、国が2019年に都道府県教育委員会に通知した「不登校児童生徒への支援の在り方について」を基に、市が実施するもので、子どもの適性に応じた教育支援計画の作成や、教育機関への支援状況の報告など、一定の条件を満たした療育施設で適用されます。
施設利用者が所属する学校の校長が支援を適切だと判断した場合、学校を欠席・早退していても出席扱いになります。鳥栖市内の一般社団法人・ママズルームが運営する放課後等デイサービス「エンカレッジ」には、小学生から高校生まで20人が在籍。自閉症の当事者でもある同法人の齋藤麗子代表理事は「一人一人に専用の教材を用意し、子どもたちと同じ目線で学力向上を図っている」と語ります。
同施設を訪れた飛松、池田の両市議は「今後も、支援が必要な子どもたちが安心して学べる環境の整備を進めていきたい」と話していました
(2021/7/23公明新聞より)