浸水被害の軽減へ 雨水対策で調整池を新設(熊本県・八代市)

 熊本県八代市は先ごろ、同市田中西町にある「北部中央公園」の地下に雨水調整池を新設。この事業を推進してきた市議会公明党の太田広則、橋本隆一両議員はこのほど、現地を視察しました。

 同調整池の貯水容量は、7100立方メートルで、25メートルプール約16杯分に相当。これまで周辺地域では、既存の排水路の容量や低地部などの地形的要因で、大雨が降るたびに道路や住宅地が冠水するなど、浸水被害が常態化していました。市は今後、大雨降水時には同調整池に雨水を一時的に貯留することで、浸水被害の軽減を図ります。

 市下水道建設課長は「調整池を活用することで、地域住民が安全に避難できる時間を確保できるようにしていきたい」と語っています。

 太田議員は、2012年9月の定例議会で、浸水被害がたびたび発生している問題を指摘した上で、雨水対策の強化について市の見解をただすなど、精力的に取り組んできました。

(2021/7/24公明新聞より)

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