単身でも入居しやすく-県営住宅の連帯保証人が不要に(佐賀県)

 佐賀県では、身寄りのない高齢者らが、連帯保証人を必要とせず県営住宅に入居できるようになり、利用者から喜ばれています。公明党の中本正一、木村雄一の両県議はこのほど、県庁内で担当者から話を聞きました。

 同県は今年度から、県営住宅条例に「連帯保証人の取扱要綱」を制定。この中で、入居者に2親等以内の親族がいない場合や、関係が途絶えていて連絡が取れない場合について、連帯保証人がいなくても入居を認める内容が記載されました。

 これまでは、生活保護受給者に限って入居の際の連帯保証人が不要だったため、単身の高齢者などは連帯保証人が立てられずに入居を断念するケースがありました。

 木村県議は2018年6月定例会の委員会質疑で「単身の低所得者が県営住宅を利用できるように、連帯保証人を不要にするべき」と主張するなど、生活弱者の住まい確保へ向けた支援を求めてきました。

(2021/1/15公明新聞より)

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