長崎、浦上両駅通る線路を高架化 踏切4カ所解消し渋滞緩和(長崎市)
長崎市中心部のJR長崎、浦上両駅を通る線路が今春、高架化されたことに伴い、交通渋滞の要因だった同市の幸町、宝町、梁川橋、竹岩橋の踏切4カ所が廃止され、県民らから喜ばれています。
県は連続立体交差事業としてJRなどと連携し、3月下旬にJR長崎線の在来線約2・5㌔を高架化。併せて長崎駅舎を西に約150㍍移設し、新駅も開業しました。
2009年度に着工した同工事。事業費は全体の5割程度を国が補助し、そのほかを県、市、JRが負担します。21年度までに線路跡地の整備などを完了させる計画。さらに旧長崎駅舎跡を東口駅前広場へと改修し、新長崎駅周辺でMICE(国際的な会議や展示会などの総称)施設や商業施設なども新設される予定です。
公明党は県議会、市議会で同事業を一貫して推進。特に両駅周辺の踏切での交通渋滞は昔からの課題であり、市議会公明党が25年以上前から、国会議員や県議とも連携し、渋滞緩和に向けた高架化や線路周辺の整備を粘り強く訴えていました。
公明党の長崎県議団の麻生隆団長と市議団の久八寸志団長はこのほど現地を視察し、「街の開発が住民の安心や利便性の向上、にぎわいに着実につながるよう今後も後押ししていきたい」と語りました。
(2020/5/23公明新聞より)