防災士育成講座を開催へ(福岡県・那珂川市)
福岡県那珂川市は今年5月から、地域の自主防災組織のリーダー育成を目的に、防災士資格の取得をめざす「市民防災リーダー育成講座」を実施する方針です。
同講座は、防災士の役割や避難所の運営、地区防災計画などを学ぶことができます。本来は2020年度から実施する予定でしたが、コロナ禍の影響により21年度からの開催になりました。市は現在、各行政区の自主防災組織に防災士を2人ずつ配置することを目標に掲げており、今後2年間で同講座を実施していく予定。
市内の防災士らで構成される「防災士 なかがわネットワーク」の代表は、「防災士がいる区といない区とでは、防災への意識がまるで違う。各区に中核となる防災士がいれば災害対策の質も向上する」と語りました。
公明党の田中かよこ市議はこれまで、議会質問などを通じ、防災士の育成を進め、地域防災力の向上を図るよう求めていました。
(2021/3/20公明新聞より)