障がい者の生活に安心 市内全避難所に指で示すボード(鹿児島県霧島市)
鹿児島県霧島市は先ごろ、聴覚障がい者や外国人など、会話が困難な人が意思疎通を図るため、イラストや文字を指で示して使う「コミュニケーション支援ボード」を作成しました。災害時には、防災備品の一つとして、市内の全避難所に準備します。支援ボードの導入を推進した公明党の久保史睦市議はこのほど、市の担当者から話を聞きました。
同ボードには、体調やアレルギーの有無など、緊急時に必要な8項目の質問がイラストと日本語、英語、韓国語、中国語の4カ国語で記載されています。市安心安全課の石神修課長は、「障がいのある人だけでなく、近年増えている外国人などへのケアも可能になるのでは」と期待を込めています。
2018年6月の定例議会などで同ボードの設置を求めていた久保市議は「まず災害時に活用してもらい、障がい者などが日常生活でも使用できるよう検討を重ねてほしい」と述べました。
(2020/5/8公明新聞より)