就職氷河期世代 市内3カ所に就業相談窓口 “受け皿”企業へ働き掛けも(北九州市)

バブル崩壊後の不況で就職難だった30代半ばから40代半ばの「就職氷河期世代」の正規雇用を後押しするため、北九州市は今月、市内3カ所に専用の就業相談窓口を開設しました。氷河期世代への支援を積極的に進めてきた公明党北九州市議団の山本真智子、冨士川厚子の両市議が、窓口が設置された同市小倉北区の「若者ワークプラザ北九州」を訪れ、担当者と意見を交換しました。

今回、開設された専用相談窓口では、キャリアコンサルタントなどが本人の適性や希望を踏まえた企業の紹介、資格取得のサポートなどを進めていきます。今月1日の窓口開設からわずか1週間で25件の相談が寄せられ、関心の高さがうかがえます。

北九州市は、受け皿となる市内企業への関わりにも力を入れています。市の公式転職・就職支援サイトを刷新し、就職氷河期世代に向けたページを設置。同世代の採用に積極的な企業を「就職氷河期世代応援企業」として紹介し、すでに60以上の事業所が掲載されています。

党市議団は、就職氷河期世代への支援を積極的に推進。昨年12月の議会質問で冨士川議員、今年3月の議会質問で山本議員が求職者一人一人の状況に合わせた丁寧な対応などを求めました。

(2020/4/27公明新聞より)

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