マイナンバーカード希望者訪問用の専用車を導入(宮崎県・都城市)
全国トップクラスのマイナンバーカード交付率(67・5%、11月1日現在)を誇る宮崎県都城市は今年8月から、カード取得を希望する市民の自宅などに職員が出向いて申請に対応する専用車両2台を導入し、さらなる交付率アップに力を入れています。
推進してきた市議会公明党の佐藤紀子、音堅良一両市議、坂元唱子・党県女性局次長、綿屋善明・党県青年局次長(いずれも市議選予定候補)はこのほど、全国的にも珍しい専用車両を視察し、取り組みの内容や現状などの説明を担当者から受けました。
「マイナちゃんカー」と名付けられた軽自動車の専用車両は、走行中にも、ひときわ目を引くオレンジ色のボディが特徴。側面にはPRキャラクターのマイナちゃんと共に「この車でマイナンバーカード申請できます!!」との文字が。
戸別訪問は原則、祝日を除く月曜から金曜、第1・3土曜、第2・4日曜に対応し、いずれも午前9時半から午後3時半まで行います。専用車両1台に職員2人が乗車し、車内での写真撮影をはじめ、携帯するタブレット端末で申請手続きをサポート。
マイナンバーカードは市民サービス向上および行政効率化に資するデジタル時代のインフラ――。この信念でカード普及に注力してきた同市では、これまで企業や地域単位で5人以上の希望者がいる場合は、職員が職場や公民館などに出向いて申請手続きを実施。さらに銀行や商業施設、病院のほか、国のモデル事業としてハローワークや運転免許センターでも出張申請を行ってきました。
今回の専用車両の導入効果について担当者は、「こうした取り組みでもサポートの手が届かず、申請を諦めていた単身の高齢者や、体が不自由な市民を置き去りにしない確かな支援策になっている」と手応えを語ります。運行開始から11月末現在で、142件238人が専用車両で申請を完了。県内外からも注目を集めており、行政視察の申し込みが相次いでいます。
視察を終えた音堅議員らは、「今後も全国の模範となる取り組みで少しでも交付率100%に近づけられるよう、全力で後押ししていきたい」と語っていました。
(2021/12/11公明新聞より)