手話で相談しやすく 4支所にタブレット配置へ(大分県・中津市)
聴覚障がい者への支援を強化しようと大分県中津市は、遠隔手話通訳サービスを拡充し、タブレット端末を市内4支所に今後配置します。
同サービスは、手話通訳者が聴覚障がい者に同行せずに、映像と音声で通訳できるのが特長。
中津市は、手話通訳者を市役所本庁舎に配置していますが、支所にタブレットを配置することで、聴覚障がい者が支所を訪れた際に、手話通訳者とオンラインでつながることができ、支所での意思疎通が図りやすくなります。
スマートフォンを持っていれば「LINE」か「Skype」のアプリを利用して通院時などにも遠隔手話通訳サービスを受けられます。
これまで中津市は、手話通訳者を聴覚障がい者の元へ派遣していていましたが、コロナ禍もあり、昨年度から代替手段として遠隔手話通訳ができる体制を整えていました。
遠隔手話通訳サービスの導入については、公明党の小住利子市議が2017年12月の定例議会などで訴えていました。
(2021/8/5公明新聞より)