防災拠点を兼ねたスポーツ施設へ 福岡ドーム4個分、23年完成向け改修進む(佐賀県)
佐賀県は、2023年までの完成をめざし、佐賀市内でスポーツ競技施設「SAGAサンライズパーク」の改修整備を進めています。スポーツ競技施設に加え、防災拠点機能を併せ持つ新しい施設として注目が集まっています。
これまでに陸上競技場の改修などが完了し、23年3月までに、球技場や総合体育館、多目的アリーナ「SAGAアリーナ」など全9施設が改修・完成する予定です。
防災拠点となる「SAGAアリーナ」には、メインとサブの両会場を新築。停電時に備えた照明や非常用電源を完備するほか、上下水道が途絶した場合に備え、受水槽と緊急排水槽を設置。メイン会場を災害時には、被災地外からの救援物資の受け入れや一時保管、他の避難所への輸送拠点として活用します。
佐賀県は、24年に開催予定の「国民スポーツ大会」に向け、17年3月に「県総合運動場等整備基本計画」を作成。18年に決定した施設計画には、公明党の推進で、災害に備えた設備強化などが盛り込まれました。
公明党の中本正一県議は18年9月の県議会総務常任委員会で、「広域的な被害が発生した場合、防災施設としての機能も必要だ」と主張。近年頻発している災害を踏まえ、同施設の防災設備を強化するよう求め続けています。
(2020/11/4公明新聞より)