離島・高島から本土に通う中学生、船欠航時はリモート授業(長崎県佐世保市)

長崎県佐世保市は今月から、市西部にある離島・高島から本土の市立相浦中学校に通う生徒のために、悪天候で船が欠航した場合でも島内の小学校の教室にあるパソコン端末を活用してリモートで授業を受けられる環境を整えました。

これは、先月21日の台風調査の折に地元町内会長らから中学生の実情を聞いた公明党の秋野公造参院議員と宮本法広県議、大塚克史市議が、すぐさま関係部局に対策を要請。その結果、国のGIGAスクール構想に基づく生徒1人1台のPC配布が市で実施されるまでの間、島の小学校分校のPCを活用し対応していく方針が決まり、実現したものです。

公明党の宮本県議と大塚市議はこのほど、市立相浦小学校・高島分校を視察。実際に同中学校にいる校長とPC端末を通じて懇談しました。島に住む中学生向けのリモート環境整備について校長は「“学びの保証”につながる。ありがたい」と述べました。

同中学校では今後、小型カメラを用いて授業やホームルームの中継・録画などを学習に活用していけるよう教職員への研修も行う予定。宮本県議らは「9月の台風で倒壊した桟橋の復旧とともに島民生活の課題の解決へ今後も全力を注ぐ」と語っていました。

(2020/10/23公明新聞より)

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