乗り合いワゴン実証運行 市や企業、自治会が連携(長崎県雲仙市)

「チョイと、そこまでのお出掛けに使って」長崎県雲仙市で19日から、予約型の乗り合い送迎サービス「チョイソコうんぜん」の実証運行がスタートしました。市や自動車販売店などの企業、自治会などが協働で実施。資金にはスポンサー収入などを充て、事業の純収益をコロナ禍で減収が続くタクシー会社の業績として回すという「全国初の試み」を展開します。公明党の平野利和市議は、公共交通の空白地域解消に向けた事業を一貫して推進してきました。

「チョイソコうんぜん」は、専用システムを活用しながら住民の行先などに合わせて運行する乗り合い送迎事業。実施主体は、雲仙市や長崎トヨペット株式会社のほか、地元タクシー事業者、市社会福祉協議会、自治会などでつくる運営協議会です。

今回の実証実験では市の北部地域を二つに分け、乗客定員8人のワゴン車を1台ずつ配備。対象は運行エリアに住む住民で、事前に無料の会員登録が必要です。

公共交通空白地域の解消に向けて、公明党の平野市議は12年2月の議会質問で施策の研究・導入を提案。その後も一貫して推進してきました。平野市議は「事業の本格実施や持続可能な地域交通に向け今後も全力を尽くす」と語っています。

(2020/10/21公明新聞より)

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