生活の再建に力尽くす(大分県・日田市)

【坂本茂市議手記】

眠れない夜が明けた7日早朝から、住民の安否確認と状況把握のため、市内を駆け回りました。特に被害が甚大だったのが温泉街のある天瀬町。筑後川の支流である玖珠川が氾濫し、温泉街一帯が濁流にのみ込まれました。辺り一面は泥にまみれ、流木や災害ごみが山のように積まれていました。一時は停電や断水が発生し、まさに壊滅的な状況でした。
 もちろん車では入れないため、泥の中を数時間かけて歩き、被災者の声に耳を傾け続けました。新型コロナウイルスの影響で年頭から観光客が激減していましたが、ようやく客足が戻りつつあった矢先の豪雨。「心が折れそう」との被災者の言葉が忘れられません。
 市内での豪雨発生から約1週間。いまだに泥や災害ごみの撤去作業が続いています。今後も雨に警戒しながら、住民の生活、生業の再建に全力を尽くします。
(2020/07/14公明新聞より)

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