ワクチン再接種に助成 病と闘う子どもらバックアップ(宮崎県日南市)
宮崎県日南市は今年度から県内の市町村に先駆けて、骨髄移植などにより、定期予防接種で得ていた免疫が低下または消失してしまった子どもに対し、ワクチンの再接種にかかる費用の助成を開始しています。
同事業を推進してきた市議会公明党の黒部俊泰議員はこのほど、市子ども課の近藤真理課長補佐から事業内容について説明を受けました。
助成の対象者は、再接種を受ける日に20歳未満の市民で、医師から再接種が必要と判断された人。国が定める風疹やB型肝炎などA類疾病のワクチンのうち、移植を受ける前までに摂取したものが再接種できます。近藤課長補佐は、「今後も医療機関による呼び掛けとともに、市広報などを通じて周知を図り、対象となる市民に積極的な再接種を促したい」と語っています。
ワクチン再接種の費用助成については、2018年9月と19年6月の定例議会で黒部議員が「つらい移植手術に耐えた子どもや、その家族にとって、こうした支援は励みになる」と早期導入を訴えてきました。
(2020/6/10公明新聞より)