小さな命守る地域社会 動物愛護意識向上へ条例施行(鹿児島県姶良市)
鹿児島県姶良市は4月から、市や住民の動物愛護への意識向上を目的とした「人と動物との調和のとれた共生に関する条例」を施行しました。
同条例では、犬や猫などの動物との関わりについて、市や市民、飼い主に加え、ペットの飼育を検討している人の責務や遵守事項などを記載。災害時に問題となる避難所へのペットの同行可否は、市が「動物を保護するために必要な措置を講ずる」と記しています。
同条例を推進した公明党の竹下日出志、新福愛子の両市議はこのほど、地域猫の保護活動を展開するボランティア団体「るーも」の活動を視察し、条例が施行されたことを報告しました。
保護活動に取り組む女性は、市内には捨て猫が100匹に上っていた地域もあり、保護活動によって、その数を確実に減らしている状況を述べた上で、「(同条例によって)一人一人の意識の高まり、小さな命が守られる地域社会になってくれれば」と期待を込めていました。
竹下、新福の両市議は、同条例の制定に向け、視察や関係者からの聴き取り調査を実施。定例会の一般質問でも、動物愛護の問題を取り上げていました。
(2020/5/16公明新聞より)