定住促進へ奨学金返済を支援 年最大6万円の補助スタート(長崎県雲仙市)
若者の定住・移住を促すため、長崎県雲仙市は、今年度以降に奨学金の返済を開始する人などに対し、返済額を一部補助する事業を開始しました。
対象は、雲仙市を含む自治体や日本学生支援機構、公益財団法人・長崎県育英会などの奨学金制度を利用し、今年4月以降に返済を開始する人。要件は、▽雲仙市で5年以上の定住▽市内外で就労している(アルバイトやパートを含む)▽市税や奨学金の未納がない_などで、年齢制限はありません。
補助額の上限は、年間で大学出身者などが6万円、専門学校などが4万5000円、高校が3万6000円。助成期間は最大10年。毎年度の申請が必要となります。市は今後、同事業を市内外に周知していく考えです。
公明党の平野利和市議は2015年12月の議会質問で、高校・大学を卒業後に同市内で就職した人や家業を手伝う人などの奨学金返済を免除する事業を提案。その後も実現に向け、粘り強く訴えてきました。
(2020/4/17公明新聞より)