介護予防への教室開催 ボランティア「指導者」が活躍(大分市)

大分市では現在、地域と行政が協力して介護予防への取り組みを進めています。市と「大分市民健康づくり運動指導者協議会」などは今年度フレイル(加齢による虚弱)予防のための企画を試験的に実施。ボランティアが講座の運営で活躍しています。

大分市内で開催されているのは、介護予防に向けて、地域の高齢者を対象に運動や栄養、口腔ケアなどについて啓発する「フレイル予防教室」。この予防教室の運営を支えているのが「大分市民健康づくり運動指導者協議会」。同協議会は、地域で体操などの運動を教えるボランティアを独自のカリキュラムで育成し「運動指導者」として認定しています。母体となる「大分市民健康ネットワーク協議会」が2006年に活動を開始して以来、981人の運動指導者を輩出してきました。19年には、「介護予防サポーター」の養成も開始しました。

介護予防を推進してきた公明党の泥谷郁市議はこのほど、フレイル予防教室を視察。参加者とともに体操などを体験しました。18年6月の議会質問でフレイルについて紹介し、市に対策を訴えてきた泥谷市議は「教室を担う指導者を確保し、活動を広げていけるよう後押ししたい」と述べています。

(2020/1/30公明新聞より)

関連記事一覧