福岡市

聴覚障がい者の人工内耳を使いやすく 体外器の修理費・交換費の助成が実現(福岡市)

福岡市は昨年11月から、聴覚障がい者が使用する「人工内耳用体外器」の修理費と交換費の助成を開始し、関係者から喜ばれています。公明党の尾花康広、大坪真由美、勝山信吾の各市議はこのほど、市の担当者から話を聞きました。

人工内耳は、体外に装着した音声信号処理装置(スピーチプロセッサ)が音声を電気信号に変え、側頭部に埋め込んだ受信機に信号を送ることで聴覚神経を刺激し、音声を伝えるものです。

今回の助成は、障がい者の生活を支えるために市が給付を行う「日常生活用具」の項目に、人工内耳用体外器の修理と交換が追加されたことで実現しました。

尾花議員は2016年の夏頃、人工内耳を使う息子を持つ母親から相談を受けました。母親から、人工内耳の修理費など自己負担額が高い現状を聞いた尾花議員は、同年10月の市議会決算特別委員会で人工内耳の助成拡充を強く提案。党市議団としても、議会質問や予算要望などを通じて一貫して取り組んできました。

母親からは「これで安心して利用できる」と喜びの声が寄せられました。
尾花議員は「今回の助成は第一歩。今後も、さらなる支援拡充に向けて全力を尽くす」と語っています。

(2020/1/13公明新聞より)

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