糸島

自動音声100回線でワクチン予約受け付け円滑に(福岡県・糸島市)

福岡県糸島市は15日、新型コロナワクチン接種の円滑な予約受け付けを促すため、自動音声案内で電話予約ができる「ロボットコールセンター」を導入。株式会社グリーン・シップが提供するサービスで、自治体のワクチン接種予約に活用されるのは、糸島市が全国で初めて。

同センターは、従来の有人のコールセンターに追加する形で開設。今回、自動音声で予約ができる電話回線が新たに100回線加わったことで、予約受け付け数が大幅に増加しました。

 高齢者がコールセンターに予約の電話をかけると、音声案内が流れ、係員による受け付けと自動音声による受け付けのどちらかを選ぶことに。自動音声を選ぶと、生年月日や接種券番号、希望日時などを入力するよう案内され、入力作業は、全て電話機のプッシュボタンで行うため、誰でも簡単に予約することができます。

 市はこれまで、有人のコールセンター、インターネット、LINEの三つで予約を受け付けていたが、ネットやLINEに慣れていない高齢者が多く、今月1日の1回目の予約開始日は、コールセンターに電話が殺到し、混乱状態に。一方、2回目の予約開始日である15日は、ロボットコールセンターを導入したことで円滑に予約受け付けが進んだという。

 公明党の笹栗純夫市議は今年2月、円滑なワクチン接種を推進するため、同センターを導入するよう市に提案。その後も粘り強く訴え続け、今月5日に市が導入を決定しました。笹栗市議は「今後も円滑な接種体制の構築に全力を尽くす」と語っていました。

(2021/5/18公明新聞より)

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