障がい者の就労を支援 農福連携、幼稚園との交流も(北九州市)
公明党北九州市議団の中島隆治議員はこのほど、農業を通じて障がい者の社会参加や収入の増加につなげる「農福連携」を後押しするため、社会福祉法人「北九州市手をつなぐ育成会」が運営する「八幡西障害者地域活動センター」の農園を訪れ、関係者と意見を交換しました。
同センターでは2016年から野菜作りを始めており、現在は、敷地内にある畑や耕作放棄地を借り受けた農園などで、タマネギ、ダイコン、オクラなど約80品目を手掛けています。
農作物は農薬や化学肥料を使わない自然栽培で、障がいのある施設利用者が、1年を通じて農業に従事できるよう、少量多品種で生産しています。
18年には、「地域の子どもたちにも収穫の喜びを味わってもらいたい」と、育成会から相談を受けた中島議員が、農園近くの幼稚園との橋渡し役になり、共同でのジャガイモ収穫が実現。その後も、利用者と園児が一緒になった田植えや稲刈りが実施され、収穫した野菜が園の給食に使われるなど、幅広い交流につながっています。
農福連携については、中島議員が、障がい者就労施設で農業活動を取り入れるための支援の必要性を議会質問などで訴え、市議団としても推進してきました。
(2020/11/27公明新聞より)