コロナ禍の離島を応援 地元消費促すクーポン(鹿児島県喜界町)

鹿児島県の離島・喜界島(喜界町)で現在、島内の消費喚起を促す「喜界島応援クーポン券」が好評を博しています。これは、コロナ禍で苦境が続く事業者を応援しようと同町が実施する取り組みで、公明議員の訴えもあって実現したものです。

同クーポンは1冊が5000円分で、「飲食店専用クーポン」「おさかなクーポン」「アクティブクーポン」の3種類があり、登録している島内(町内)の取扱店で利用可能で、9月23日までに63店舗が登録されました。町は8月中に、全町民に同クーポン1冊を無償配布。18歳以下の子どもには2冊を配布しています。

奄美群島では、与論島で7月、集団感染が発生。喜界島ではこれまで、感染は確認されていないが、帰省者や観光客などの来島が昨年から激減。飲食業や観光業などで事業者の苦境が続いており、島内の消費が頼みの綱となっています。

今年4月の売り上げが例年同月比で8割減になっていたある店では、クーポンの利用が始まると島民を中心に利用客数は増加。4月の1・7倍まで回復しました。

クーポンの配布については、公明党の、いこま弘町議(町議選候補=27日投票)が6月に行われた町議会の全員協議会で、町側に実施を求めていました。

(2020/9/24公明新聞より)

関連記事一覧