愛犬と地域の見守り 散歩ついでに「パトロール隊」(大分県日出町)
大分県日出町で現在、犬の散歩に合わせて地域を見守る活動が広がっています。名称は「おおいた犬ひじまちパトロール隊」。昨年12月の発足から参加が進み、犬に着用させるバンダナが、これまでに31枚配布されました。
同隊は、犬の散歩の際、防犯などに関心を持って周囲を見たり、子どもや高齢者に声掛けをしたりします。個々人の生活スタイルに合わせて展開する「ながら活動」で、強制的な出動や定期的な報告は求められません。
発起人として、同隊の発足に力を尽くしてきたのが、公明党の池田淳子町議です。日出町ではこれまで、通学路の見守りなど定時定点の活動が実施されてきました。これに加え、犬の散歩は時間帯やルートが人により異なることから、「他の活動では目が届かない範囲まで見守りできる」と発案。犯罪のない町づくりをめざし、パトロール隊結成を決意しました。
発足に当たって池田町議は、防犯効果を高めるため、パトロール中であることが見て分かるグッズの着用を提唱。警察の担当者と協力して町内の企業などに支援を呼び掛けた結果、バンダナの製作が実現し、先ごろパトロール用品の交付式が開かれました。
(2020/1/21公明新聞より)