公明町議が提案 防災士養成講座開催 資格取得費用を町が全額助成(熊本県益城町)

熊本県益城町はこのほど、災害発生時に活躍する防災リーダーの育成を目的に、町独自の防災士養成講座を初めて開催しました。防災・減災対策の充実に取り組んでいる公明党の吉村建文町議は先ごろ、町役場内で担当職員と意見交換をしました。

防災士は、特定非営利活動法人・日本防災士機構が認証する資格です。同町の講座の参加対象は、町内在住で、地域の防災活動や町の防災施策などに協力する人となっています。受講料は無料で、教本代3500円のほか、資格取得試験の受験料3000円、合格時の防災士認定登録料5000円の計1万1500円も町が全額助成します。

初めての開催となった今回は59人が受講し、試験を経て、新たに49人の防災士が誕生しました。町危機管理課の冨永清徳課長は、「各地域の自主防災組織に防災士がいるような体制になれば」と期待を寄せています。

吉村町議は昨年9月の定例議会で、地域の防災力向上の観点から、「防災士の資格取得に対する支援を」と提案していました。

(2019/12/17公明新聞より)

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