JR久大本線が全線開通 令和2年7月豪雨から8カ月(大分県)
「令和2年7月豪雨」で被災し、一部区間が不通となっていたJR久大本線が1日、約8カ月ぶりに全線開通しました。久留米駅(福岡県久留米市)―大分駅(大分市)間を結ぶ同線の復活で、地域の生活の足が確保されたほか、観光振興へ期待が高まり、沿線住民からは喜びの声が上がっています。
「おかえり久大本線」。1日、大分県由布市の由布院駅ホームに特急「ゆふいんの森」が入ってくるのを、多くの人が出迎えました。福岡県など県外からも観光客が乗車しており、窓から手を振り返したりホームに降りて記念撮影したりと駅周辺に笑顔が広がった。
今回開通したのは、豊後森駅(玖珠町)―由布院駅(由布市)の25・9キロ。2月に開通した由布院駅―庄内駅間(由布市)と合わせて、延長41・3キロがつながり、不通が続いていた玖珠町、九重町、由布市が結ばれました。
公明党大分県本部(代表=河野成司県議)は、昨年7月に豪雨が発生した直後から、赤羽一嘉国土交通相(公明党)をはじめ、党の国会議員らと共に被災現場に急行し状況を調査。被災者の声を行政に届けながら、久大本線を含めた被災地の復旧・復興に全力を尽くしてきました。
河野県代表は「生活の足の復活であり、観光振興の弾みになる。今後も、豪雨からの復興に全力を注いでいく」と決意を込めて語っています。
(2021/3/9公明新聞より)