ワクチン接種環境整備へ医療現場の声聴く(佐賀県・唐津市)

 佐賀県唐津市議会公明党(中川幸次代表)はこのほど、市民病院を訪れ、医療従事者からコロナ禍での経営状況やワクチン接種の対応について話を聞きました。

 この病院は、新型コロナの影響を受けた今年度、昨年4月から今年1月までの10カ月間で、昨年度同時期と比べて入院患者数が1475人、外来患者数が3525人減少しています。

 院長は、「コロナ感染の可能性がある患者に備えて常に個室病床を空けている状態で、十分に患者を受け入れられない」と窮状を吐露。ワクチン接種に関して、市と医療施設で役割を分担し、相談から接種まで円滑に進められる環境の整備などを市議団に要望しました。

 これに対して市議らは、医療現場の奮闘に謝意を示し、「県とよく連携しながら、市民が安心して接種できるよう正しい情報を提供していく」と応じました。

(2021/3/4公明新聞より)

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